廃墟・心霊スポットへ無許可で侵入すると・・・・・・

  • 廃墟や心霊スポットの管理者に許可を得ずに無断で侵入すると「建造物侵入罪」に当たる場合があります。


建造物侵入罪とは・・・
・ 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。 (刑法第130条)

・管理人がいない、誰のものかわからない、といった場合は「軽犯罪法違反」の罪に問われる可能性があります。
 
軽犯罪法とは・・・
「人が住んでおらず、且つ、看守していない邸宅、建造物又は船舶の内に正当な理由がなくひそんでいた」行為を犯罪として規定しています(軽犯罪法第1条1号参照)。軽犯罪法に違反した者には「拘留」または「科料」という罰則が科されることになります。

・廃墟や心霊スポットにある家具・備品を持ち帰ると窃盗罪に問われる可能性があります。(刑法第235条参照)

刑法第二百三十五条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

・廃墟や心霊スポットの窓やドア・内部の家具等を破壊すると「器物破損罪」に問われる可能性があります。(刑法第261条参照)

第二百六十一条 前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。 

放火の場合 

 

現住建築物等放火 


 刑法108条 現住建築物等放火
放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。 

 

死刑または無期、もしくは5年以上の懲役

直接火を放つ行為の他、すでに燃えているところに油を注ぐ行為も放火とされます。 人が日常的に寝食に使っているような場所や現に人がいる場所に放火をするとこの刑罰に該当します。 

 

非現住建造物等放火 


 

刑法109条 非現住建造物等放火
放火して、現に人が住居に使用せず、かつ、現に人がいない建造物、艦船又は鉱坑を焼損した者は、二年以上の有期懲役に処する。
前項の物が自己の所有に係るときは、六月以上七年以下の懲役に処する。
ただし、公共の危険を生じなかったときは、罰しない。

2年以上の有期懲役

人が住居に使用していない建物とは、具体的には物置小屋、掘立小屋などのことを指します。
自身が所有するものに対しての放火は、自身の所有していないものへの放火よりも法定刑が軽く規定されています。
さらに不特定または多数の人の生命・身体・財産に脅威を及ぼさなかった場合には罪にも問われないようになっています。 

 

建造物等以外放火 


 

刑法110条 建造物等以外放火

放火して、前二条に規定する物以外の物を焼損し、よって公共の危険を生じさせた者は、
一年以上十年以下の懲役に処する。
前項の物が自己の所有に係るときは、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。

1年以上10年以下の懲役

上記2つの条文に規定されたもの以外のものを放火し、かつ公共の危険が生じたときにはこの罪に問われます。
具体的には人が入っていない自動車や電車のほか、家具や建具などのことです。